心理臨床という現場【横浜市 Senagy Therapy】

こんにちは！

横浜市にあるカウンセリングルーム Senagy Therapyです。

今日は心理臨床の現場についてお話をしたいと思います。

　以前スクールカウンセラーをしていた時、教師とカウンセラーでは子どもに対する見方や関わり方が異なります。教師は子どもを集団の中の一人として、現実的に外界に適応できるように働きかけます。一方カウンセラーはかけがえのない一人の人間として、個性を尊重し、生きることそのものに目を向け、心の中にある欲求や葛藤を大切に扱い、本人がどうしたいかという主体的にいきることを援助します。「集団の中の一員であること」と「かけがえのない一人の存在であること」この二つは社会生活を行う人間にとって、欠かせない両面です。この二つの間のバランスを保つことで精神的に健康であるということです。教育的指導も心理的援助もこの二つの両輪があることで上手く回るのです。

　私が子どもの頃の学校では明るく素直な子が良しとされてきましたが、現在の学校では気おくれしてたり、戸惑う子も教師の目にとまるようになってきたと感じます。スクールカウンセラーと教師の協働はとても大切なことで、お互いに知らない生徒の一面を知ることができ、どのようにしたら良いか意見を出し合うことで、一歩ずつ前進していくことができるのです。

では今日はこの辺で失礼します。