不登校は親のせい?責める心が軽くなる考え方
2026/05/19
不登校は親のせい?責める心が軽くなる考え方
「不登校になったのは自分の育て方が悪かったからかもしれない」――そんなふうに、自分を責め続けていませんか?子どもが学校に行けなくなると、多くのお母さんは強い不安や罪悪感を抱えます。しかし、不登校の原因は一つではなく、親だけに責任があるわけではありません。この記事では、不登校の子どもを支える親御さんが少しでも心を軽くし、前向きに関わっていくための考え方や接し方をわかりやすく解説します。
目次
1 不登校は本当に親のせいなの?
・1-1 不登校の原因は一つではない
・1-2 「親の責任論」がお母さんを苦しめる
2 お母さんが自分を責めてしまう理由
・2-1 周囲の言葉や世間のプレッシャー
・2-2 「ちゃんと育てなきゃ」という真面目さ
3 子どもに必要なのは“責任追及”ではない
・3-1 子ども自身も苦しんでいる
・3-2 安心できる家庭が回復の土台になる
4 お母さん自身の心を守ることも大切
・4-1 一人で抱え込まない
・4-2 完璧な親を目指さなくていい
5 今日から少し楽になる考え方
・5-1 「今できていること」に目を向ける
・5-2 子どもの未来は今だけで決まらない
1 不登校は本当に親のせいなの?
1-1 不登校の原因は一つではない
不登校になる背景には、友人関係、学校環境、勉強への不安、発達特性、心身の疲れなど、さまざまな要因が重なっています。そのため、「親の育て方だけ」が原因になるケースはほとんどありません。しかし、お母さんは真面目で責任感が強いほど、「もっとこうしていれば…」と自分を責めてしまいがちです。
特に日本では、子どもの問題を親の責任として捉える空気が根強くあります。その影響で、お母さん自身が必要以上に罪悪感を抱え込んでしまうことも少なくありません。
ですが、不登校は“誰か一人が悪い”という単純な問題ではありません。まずは「親だけの責任ではない」と理解することが、心を軽くする第一歩になります。
1-2 「親の責任論」がお母さんを苦しめる
「甘やかしたからでは?」「厳しくしなかったから?」という言葉に傷ついた経験があるお母さんも多いでしょう。周囲は悪気なく言っている場合でも、その一言が深く心に刺さり、自信を失ってしまうことがあります。
しかし、厳しく育てても不登校になる子はいますし、愛情深く育てても学校に行けなくなることはあります。つまり、単純に育て方だけで決まる問題ではありません。
むしろ大切なのは、「これからどう支えるか」です。過去を責め続けるより、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが回復への近道になります。お母さん自身が自分を責めすぎないことも、子どもにとって大切な支えになります。
2 お母さんが自分を責めてしまう理由
2-1 周囲の言葉や世間のプレッシャー
不登校になると、学校や親戚、近所の人との関わりが負担になることがあります。「最近どう?」「学校は行けてる?」という何気ない質問でも、追い詰められるように感じるお母さんは少なくありません。
また、SNSで“理想の子育て”を見ることで、「うちはダメだ」と比較してしまうこともあります。周囲の家庭がうまくいっているように見えるほど、自分だけ取り残された気持ちになるものです。
ですが、外から見える姿だけがその家庭の本当の姿ではありません。どの家庭にも悩みはあります。不登校は決して珍しいことではなく、多くの家庭が経験している問題です。まずは、周囲と比べすぎないことが大切です。
2-2 「ちゃんと育てなきゃ」という真面目さ
不登校の子どもを持つお母さんほど、実はとても真面目で責任感が強い傾向があります。「ちゃんと育てなければ」「良い母親でいなければ」という思いが強いからこそ、子どもの不調を自分の責任として抱え込んでしまうのです。
しかし、子育ては思い通りにならないことの連続です。どれだけ愛情を注いでも、子どもが悩みを抱えることはあります。それは失敗ではなく、成長の過程でもあります。
お母さんが頑張りすぎて疲れ切ってしまうと、家庭全体が苦しくなってしまいます。まずは「完璧じゃなくてもいい」と、自分に少し優しい言葉をかけてあげてください。
3 子どもに必要なのは“責任追及”ではない
3-1 子ども自身も苦しんでいる
学校に行けなくなっている子どもは、怠けているわけではありません。「行かなきゃいけない」と頭では分かっていても、心や体が動かなくなっているケースが多くあります。
実際、不登校の子どもは強い不安や自己否定感を抱えていることが少なくありません。「みんなは行けているのに、自分はできない」と、自分を責めている子もいます。
そんな時に必要なのは、「どうして行けないの?」と追及することではなく、「つらかったね」と気持ちを受け止めてもらうことです。安心できる存在がいることで、少しずつ心のエネルギーが回復していきます。
3-2 安心できる家庭が回復の土台になる
不登校の回復には時間がかかることがあります。その中で、家庭が安心できる場所になっているかはとても重要です。
もし家の中で「早く学校へ行きなさい」「いつまで休むの?」という空気が強くなると、子どもはさらに追い詰められてしまいます。逆に、「家では安心していい」と感じられると、少しずつ気持ちが安定していきます。
もちろん、お母さんも不安でいっぱいだと思います。それでも、“責めない・比べない・急かさない”を意識することで、子どもの心は少しずつ回復へ向かっていきます。安心できる家庭は、子どもにとって大きな支えになります。
4 お母さん自身の心を守ることも大切
4-1 一人で抱え込まない
不登校の悩みは、とても孤独になりやすい問題です。「こんなことを相談したら責められるかも」と思い、一人で抱え込んでしまうお母さんも少なくありません。
しかし、ずっと一人で悩み続けると、心も体も疲れ切ってしまいます。学校の相談員、カウンセラー、支援機関など、頼れる場所を使うことは決して悪いことではありません。
また、同じ経験をしている親の話を聞くだけでも、「自分だけじゃない」と気持ちが軽くなることがあります。助けを求めることは弱さではなく、子どもを支えるための大切な行動です。まずは不安でいっぱいのお母さんが大丈夫という笑顔になれるようSenagy Therapy カウンセリングルームでは精一杯尽力させていただきます。
4-2 完璧な親を目指さなくていい
「毎日ちゃんと声をかけなきゃ」「明るく接しなきゃ」と頑張り続けているお母さんも多いでしょう。でも、人間ですから疲れる日もあります。イライラしてしまう日があって当然です。
大切なのは、完璧な親になることではなく、“安心できる存在”でいることです。高価なサポートや特別な言葉が必要なわけではありません。
例えば、「おはよう」と声をかける、一緒にご飯を食べる、少し話を聞く――そんな日常の積み重ねが、子どもにとって大きな安心になります。完璧を目指すより、「今日もよく頑張った」と自分を認めることが大切です。
5 今日から少し楽になる考え方
5-1 「今できていること」に目を向ける
不登校になると、「できていないこと」ばかりに目が向きがちです。しかし、本当に大切なのは、“今できていること”に気づくことです。
例えば、朝起きられた、家族と会話できた、ご飯を食べられた、少し笑えた――それも大切な前進です。回復は一直線ではなく、小さな変化を繰り返しながら進んでいきます。
お母さん自身も同じです。「今日も子どものそばにいた」「感情的になりすぎなかった」など、小さな頑張りを認めてください。できていない部分ばかり見るより、今ある小さな成長に目を向けることで、気持ちは少しずつ楽になります。
5-2 子どもの未来は今だけで決まらない
不登校になると、「このまま将来どうなるの?」という不安が大きくなります。しかし、今の状態だけで子どもの未来が決まるわけではありません。
実際に、不登校を経験したあと、自分に合う環境を見つけて元気を取り戻す子どもはたくさんいます。通信制高校、フリースクール、オンライン学習など、今は多様な選択肢があります。
大切なのは、“今すぐ普通に戻すこと”ではなく、子どもが安心を取り戻し、自分らしく成長できる道を探していくことです。焦らなくて大丈夫です。お母さんが少し肩の力を抜くことが、子どもの安心にもつながっていきます。
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Senagy Therapy
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